四谷大塚の夏期講習、受けるべきと分かっていても「高額だし、うちの子に本当に必要?」と悩みますよね。
実は講習に行かずとも、ご家庭での計画次第で苦手分野を克服し、夏休み明けに成果を出すことは可能です。
当記事を読めば、四谷大塚の夏期講習に行かない場合の具体的な学習法と、後悔しないための準備を知ることができますよ!
- 四谷大塚の夏期講習に参加すべきか、家庭の方針に合わせて判断できるようになる
- 夏期講習の学年別費用と、詳しいスケジュールがわかる
- 夏期講習に行かない場合の、効果的な自宅での学習法がわかる
- 学年別の注意点、特に4・5年生の「必修単元」の重要性が理解できる
- 費用を抑えて受講できるオンライン講座(進学くらぶ)という選択肢を知れる
四谷大塚の夏期講習、行かない選択肢と準備

夏期講習に行かないメリット・デメリットは?
四谷大塚の夏期講習に「行かない」という選択は、ご家庭の方針や準備次第で、大きなメリットになりえます。
なぜなら、塾のカリキュラムに縛られず、お子さん一人ひとりのペースや苦手分野に合わせた、オーダーメイドの学習計画を立てられるからです。
例えば、特定の科目の克服に時間を集中させたり、逆に得意な科目は応用問題だけに取り組んで、残りの時間を家族との思い出作りや読書などに使うこともできます。
実際に、夏期講習に参加せずにハリーポッターを全巻読破したり、プールにたくさん行ったりと、充実した夏休みを過ごせたというご家庭もあるようです。
- メリット:費用の節約、自由な時間、苦手分野への特化
- デメリット:学習管理の負担、モチベーション維持、新単元の遅れ
ただし、この選択には注意点も。
塾に行かない分、親が学習計画から進捗管理、丸付けまで行う必要があり、その負担は決して小さくありません。
また、周りの友達が塾で頑張っている中で、一人で勉強を続ける強い意志も求められます。
結論として、夏期講習に行かない選択は、親子の協力体制としっかりとした計画があれば、子どもの学力と心の成長にとって非常に価値のある時間になるでしょう。
比較項目 | メリット(良い点) | デメリット(注意点) |
---|---|---|
学習内容 | 苦手分野に特化できる | 情報の見逃しリスク |
時間管理 | 自分のペースで進められる | 親が計画・進捗を管理 |
費用 | 大幅に節約できる | 特になし |
精神面 | リフレッシュできる | モチベーション維持が大変 |
夏期講習に行かない選択は、親御さんの負担が増えるのが心配ですよね。
『一橋セイシン会』なら、四谷大塚のカリキュラムを熟知したプロ家庭教師が、お子様専用の学習計画を作成し、二人三脚でサポートします。
オンライン指導にも対応しているので、全国どこからでも受講可能です。
まずは気軽に資料請求してみてくださいね。
夏期講習の費用はいくら?学年別の料金一覧
四谷大塚の夏期講習にかかる費用は、決して安価ではなく、学年が上がるにつれて高額になる傾向があります。
これは、学年が上がるほど授業時間や内容の専門性が増し、受験本番に向けた手厚いサポートが必要になるためです。
特に、6年生になると夏期講習と8月特訓を合わせると、大きな出費となります。
具体的な金額を見てみましょう。
学年ごとの講習費と、追加の8月特訓を合わせた合計金額の目安は以下の通りです。
- 4年生:約15万円(夏期講習:約10万円 + 8月特訓:約5万円)
- 5年生:約21万円(夏期講習:約15万円 + 8月特訓:約6万円)
- 6年生:約28万円(夏期講習:約20万円 + 8月特訓:約8万円)
この費用をどう捉えるかは、ご家庭の考え方次第。
中学受験では、6年生の秋以降にある「志望校別特訓」が最も重要と考えるご家庭も多く、そこにお金を集中させるために、4年生や5年生のうちは季節講習を見送るという判断も一つです。
昨今の物価上昇を考えると、家計への影響も無視できません。
したがって、夏期講習の費用を見る際は、その金額だけでなく、中学受験全体でかかる費用を見通し、どこに重点を置くかを家族で話し合って決めることが大切です。
学年 | 夏期4教科講習 | 8月特訓 | 合計金額 |
---|---|---|---|
4年生 | 102,630円 | 49,500円 | 152,130円 |
5年生 | 146,850円 | 61,930円 | 208,780円 |
6年生 | 197,450円 | 79,750円 | 277,200円 |
※金額は変動しますので、目安とお考えください。
→【四谷大塚】進学くらぶだけで中学受験は可能?向いている子・いない子の違い

夏期講習の詳しいスケジュールと特訓内容
四谷大塚の夏期講習は、非常に密度の濃いスケジュールで組まれています。
長くなりがちな夏休み中の学習リズムを維持し、前期の総復習と後期に向けた準備を万全にするため、計画的かつ集中的なカリキュラムが設定されているのです。
基本的なサイクルは、「4日間授業を受けたら1日休み」というもの。
そして、8日間の授業ごとに「講習会判定テスト」が実施され、学習の定着度をこまめに確認していきます。
- 4日間授業 → 1日休み
- 4日間授業 → 講習会判定テスト
- このサイクルを合計16日間の授業を通して繰り返します
1日の授業時間も学年が上がるごとに長くなります。
4年生は3時間20分ですが、5年生は5時間、6年生にもなると1日6時間40分もの時間を塾で過ごすことになります。
さらに、夏期講習本体の後には「8月特訓」というオプション講座も。
こちらはより実践的な演習が中心となり、専用のテキストはなく、毎回プリント形式で授業が進められます。
このように、四谷大塚の夏期講習は、参加すれば学力向上が期待できる一方、体力と集中力が求められる厳しいスケジュールです。
この内容を理解した上で、参加するかどうかの判断をするのが良いでしょう。
学年別|四谷大塚の夏期講習に行かない学習法

【4年生】夏期講習テキストの必修単元に注意
4年生が夏期講習に参加しない場合、最も注意すべきは算数の「必修単元」の存在です。
これは、夏期講習のテキストでしか扱われないため、自宅学習でも必ず押さえる必要があります。
四谷大塚のカリキュラムでは、これらの単元は夏期講習で学習済みという前提で、秋以降の授業が進みますからね。
もし、この部分を学習しないと、後期になって突然「知らないこと」が出てきてしまい、つまずきの原因になりかねません。
具体的には、以下のような重要な単元が夏期講習の【必修編】に含まれています。
- 小数・分数のかけ算とわり算
- 差の集まりを考える問題(差集め算)
- ご石をならべる問題(方陣算)、いろいろな組み合わせ方(場合の数)
これらの単元は、以前は上の学年で習っていた内容も含まれており、夏期講習ではハイスピードで進みます。
そのため、ご家庭で取り組む際は、お子さんが消化不良にならないよう、じっくり時間をかけてあげることが大切です。
結論として、4年生の夏休みは、講習に行かなくても、この必修単元を市販のテキストでしっかり学習すれば、秋からの授業にスムーズに合流できるでしょう。
【5年生】夏期講習テキストの取捨選択が鍵
5年生が夏期講習に参加せず自宅で学習を進める場合、すべての問題を解こうとせず、思い切った「取捨選択」が成功の鍵となります。
5年生になると学習の難易度と量が格段に上がり、夏期講習のテキストも「復習編」と「必修編」に分かれていてボリューム満点です。
すべてを完璧にこなそうとすると、どれも中途半端になり、かえって定着しないという事態に陥りがちだからです。
具体的には、以下のように優先順位をつけて取り組むのがおすすめです。
- 最優先(◎):必修編の「例題」と「基本問題」
- 余裕があれば(○):必修編の「類題」、復習は前期テキストの間違い直し
- 上級者向け(△):必修編の「練習問題」、復習編の新規問題
特に算数が苦手な場合は、新しい問題に手を出すよりも、前期の『予習シリーズ』で一度間違えた問題を、自力で解けるようになるまで繰り返す方がずっと効果的。
大切なのは、「できる」問題を確実に増やしていくことです。
5年生の夏は、量をこなすことよりも、質を重視する勇気が求められます。
お子さんの学力に合わせてやるべきことを絞り、基礎固めに徹するのが良いでしょう。

→【四谷大塚】Cコースの進学先(男女別)と目標設定のポイント!

5年生の膨大な学習範囲から、お子さんに本当に必要な問題を見極めるのは至難の業です。
中学受験専門の『一橋セイシン会』は、お子さんの現状の学力を正確に分析し、苦手分野をピンポイントで指導。
効率的な学習で、夏休み明けのコースアップを目指せますよ。
オンライン指導で全国どこからでも受講可能です。
まずは気軽に資料請求してみてくださいね。
【6年生】夏期講習不参加で志望校対策は可能?
受験学年である6年生が夏期講習に参加しない場合でも、綿密な計画と強い意志があれば、志望校対策は可能です。
しかし、それには相当な覚悟と自己管理能力が求められます。
なぜなら、6年生の夏期講習は、秋からの過去問演習に向けた総仕上げという重要な位置づけだから。
塾では、周りの生徒と競い合う緊張感の中で、志望校レベルを意識した指導が受けられます。
この「切磋琢磨する環境」は、自宅で再現するのが非常に難しい点です。
ご家庭で対策を進める場合は、まず模試の結果などから、志望校と現在の学力との差を冷静に分析することから始めましょう。
そして、どの教科のどの単元が弱いのかを洗い出し、優先順位をつけて、一つひとつ確実に潰していく地道な作業が必要です。
- 現状分析:模試の結果から苦手単元をリストアップする
- 計画立案:志望校の出題傾向と照らし合わせ、学習の優先順位を決める
- 計画実行:「四科のまとめ」などの教材を使い、毎日コツコツ実行する
6年生の夏は、中学受験の天王山。
もし講習不参加の道を選ぶなら、「塾以上に効果的な学習をする」という強い覚悟を持ち、親子で一丸となって取り組むことが不可欠です。
オンライン講座(進学くらぶ)で代替できる?
四谷大塚の夏期講習は、通信教育コースである「進学くらぶ」を利用することで、通塾せずに自宅で受講することが可能です。
これは、非常に有効な選択肢の一つと言えます。
「進学くらぶ」は、通塾生と全く同じ『予習シリーズ』のテキストを使い、プロ講師の分かりやすい映像授業で学習を進めるシステムです。
夏期講習の内容もカリキュラムに含まれており、通塾よりも費用を抑えながら、同じ質の学習ができるのが最大の魅力でしょう。
具体的には、通塾のメリット・デメリットと比較すると以下のようになります。
- メリット:費用が安い、送迎不要、映像授業を繰り返し見られる
- デメリット:その場で質問できない、自己管理能力が必要、仲間がいない
結論として、「進学くらぶ」は、費用を抑えたい、送迎が難しい、自分のペースで学習したい、といったご家庭にとって最適な選択肢です。
ただし、お子さん自身で学習を進める「自走力」と、ご家庭のサポートが不可欠なため、お子さんの性格なども考慮して検討するのが良いでしょう。
比較項目 | 通塾 | 進学くらぶ(オンライン) |
---|---|---|
費用 | 高め | 抑えられる |
授業形式 | 対面授業 | 映像授業(繰り返し可) |
質問対応 | その場で可能 | 別途必要 |
自己管理 | 強制力あり | 強い意志が必要 |
【四谷大塚】夏期講習に行かない選択はあり?家庭学習のポイントも解説!:まとめ
四谷大塚の夏期講習に「行かない」という選択は、しっかり準備をすれば大きなメリットがあります。
大切なのは、ご家庭でお子さんの学力や性格に合わせた学習計画を立て、それを着実に実行することです。
特に、4・5年生は夏期講習のテキストでしか扱わない「必修単元」があり、これを見逃すと後期の学習でつまずいてしまうため注意が必要でしょう。
費用を抑えつつカリキュラムの遅れを防ぎたい場合は、オンライン講座(進学くらぶ)の活用も有効な手段です。
この記事を参考に、お子さんにとって最高の夏休みを計画してあげてください。
中学受験のプロ家庭教師サービス『一橋セイシン会』なら、四谷大塚のカリキュラムを知り尽くしたプロが、お子様専用の学習プランを作成。
家庭学習の質を飛躍的に高め、夏休み明けのコースアップや偏差値アップを強力にサポートします。
最高の夏にするための第一歩として、まずは無料の資料請求から始めてみませんか?
オンライン指導で全国どこからでも受講可能です。
まずは気軽に資料請求してみてくださいね。